いまや自転車の中でもかなりのシェアを占めるようになってきた「電動アシスト自転車」。

楽に加速して、坂道もグングン進んでくれて、電気代がかかるといっても1回の充電でわずか数円

環境にも優しいので、どんどん活用されるべきだと思います。

 

そんな電動アシスト自転車の使用上の注意点をご説明します。

高価な自転車であることは間違いないので、できるだけトラブルなく乗り続けるためにも、

なんとなく忘れてしまった方や、あまり気にしていなかった方もご一読くださいませ~。

※すべての電動アシスト車に共通することではないですが、だいたいは同じ認識でよいかと思います。

 

①スイッチONは自転車静止状態&ペダルに足を置かない状態で。

電動アシスト自転車(のほとんど)は、「走行の速度」「ペダルの踏み込む力」などを計測して

最適なアシストをするようになっています。

走りながら電源を入れたり、ペダルに足を置いていない状態でスイッチオンしてください。

ペダルに足を置いてると、電源入れるとグイン!と進んでしまうかもしれませんしね。

同じ理由で、信号待ちのの時もペダルから足を離して待ちましょう。

 

②充電は電池残量20~30%まで電気を使ってから。

リチウムバッテリーの特性として、充電回数が増えれば増えるほど

走行可能時間&距離が短くなってきます。

平均的にですが、性能が半分まで下がるのに2~3年くらいといわれていて、

メーカーもその段階でバッテリーの買い替えをお勧めしています。

とはいえ、リチウムバッテリーは非常に高価です・・・。

できるだけ長持ちさせるためにもバッテリーの充電回数を抑えましょう。

80%くらいあるのに「念のため充電」の繰り返し、が非効率ということです。

ちなみに、長期にわたり使用しないときは50%前後の残量が理想的だそうです。

100%の満充電状態 や 0%の空の状態 もバッテリーにはよくないので気を付けましょう。

 

③バッテリーを差し込む端子を時々掃除する。

バッテリーを差し込む箇所に端子が飛び出ていると思います。

この端子が錆びたり、ホコリまみれになっていると電気が通りにくくなる時があります。

時々、端子部分の汚れをふき取ってください。

充電するから、とバッテリー外した状態で雨ざらしは避けたほうが良いですね。

バッテリーを車体から外すときは手元スイッチの電源を必ず切りましょう。

 

④走り終えてすぐに充電しない。

バッテリー内部は走行後、温度が上昇しています。

(外から触った感じ以上に)

そのまますぐに充電器にかけると故障の原因につながることもあるようです。

30分~1時間 冷ましてから充電して下さい。

 

⑤真夏と真冬は若干バッテリー性能が下がります。

リチウムバッテリーの性能特徴として

ものすごい寒い日(氷点下など)に長時間外に置いてあったり、

またその逆に

ものすごい暑い日(炎天下の直射日光など)に長時間置いてあったりすると

20~30%ほど走れる距離・時間が短くなったりすることがあります。

これは故障ではなく、しばらく風通しの良い室内にバッテリーを置いておけば回復することが多いです。

理想を言えば、バッテリーの保管は室内で常温管理が望ましい、ということになりますね。

 

⑥暴風雨の際、自転車を倒したままにしておかない。

台風などの際、自転車が倒れてしまった時、そのまま大雨をあび続けると

普段入っていかない場所にまで浸水するおそれがあります。

暴風雨の際は、自転車を室内にしまうか、

カバーをかけたうえで倒れないように固定してしまったほうが良いです。

同じく近年のゲリラ豪雨などで浸水しやすいエリアで駐輪する際は

バッテリー下部のメインユニット部分がどっぷりと水につかると

故障の恐れがあるのでご注意ください。

 

以上、電動アシスト車の使用上の注意点 電気&バッテリー編 でした。

電動アシスト自転車で起きやすい、自転車としての注意点はまた今度~。

 

セオサイクル瑞江店 佐藤

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