スポーツバイクを楽しむ人も増えてきてうれしい今日この頃。
ちょっとずつやれることを増やしていきたいですよね。
まずはSTEP1 「前輪を外す」をやってみましょう!
これができると、タイヤ交換ができるようになったり、
輪行(車輪を外して移動する)ができるようになったりします。
今回は上の画像のような「Vブレーキタイプの前輪の外し方」のお話。
クロスバイクで一番多く使われているブレーキです。
車輪を外そう!となるとまず
車輪の軸のレバーに手を伸ばしがちですが・・・
違います。
まずはブレーキの部分から。
通常はこのようになっていると思います。
このままでは、いくら車輪の軸の部分を外しても
ブレーキシューがタイヤに当たるので車輪は外れません。
ですので、まずブレーキを解放(広げる)必要があります。
① 黒いブーツをずらしてください。
② 「バナナ」と呼んだりもする、ぐいーんと曲がったリードパイプを左手で持ちます。
③ ここ、大事です。
左手でリードパイプを矢印のほうに引きます(⇦)
右手でVブレーキのアームを押します(⇨)
この時、右手の人差し指は自由に動かせるようにしておいてください。
この時点での、Vブレーキのワイヤーが収まっている部分の拡大が下の画像。
この状態だったのを・・・
この状態にすることで、外せるようにしたのが③でやったことです。
④ その状態で
左手のリードパイプを上へ(⇧)
自由にしておいた、右手の人差し指でVブレーキアームを下へ(⇩)
(ブレーキアームは押したまま)
これはイメージですが、
こんな感じでワイヤーとVブレーキアームが外れます。
そうすると、Vブレーキが左右に広がりタイヤが外れるだけの空間ができます。
ここで初めてクイックレバーの出番。
⑤レバーを倒し(開き)ます。
少し車輪が緩みます。
まだ車輪は外れません。
⑥レバーと反対側のナットを緩めていきます。
完全に外す必要はないので、ぐらぐらになるくらいまで緩めたら・・・
⑦車輪を片手で支えながら、車体を持ち上げれば
フロントフォーク(前車輪をさせている2本の棒の部分)から車輪が外せます。
それはもう簡単にするっと。
やったー、外せました!
外したら戻さねばなりません。
当然ながら、基本は逆の手順です。
⑧車輪をしっかりと元にあった位置にはめ込み、
クイックレバーの反対側のナットを締めこんでいきます。
どのくらい締めこむかというと・・・
上の画像のように
「クイックレバーを倒した(起こした)時に、地面と水平にしたくらいで抵抗を感じるくらいまで」ナットを締めこみます。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、
「レバーと反対側のナットを適度に締めこんで、レバーを倒して(起こして)固定」
ってことですね。
これをグリグリ締めこんで、(クイックレバーを倒しこまずに)
できた~、と終わらせてしまうと危険です。
緩んで車輪が外れてしまうことも・・・
⑨最後は必ずクイックレバーを倒しこんで(起こして)固定しましょう!
この時、
車輪は真ん中に入っているか? グラつきはないか?
など確認します。
⑩大丈夫であればVブレーキを元に戻します。
車輪を外すときにやった③の持ち手で・・・
(右手の人差し指を自由に使えるように~)
今度は④の逆ではめ込みます。
必ずここまではめ込んでください。
黒いブーツを戻して、はい、元通り~。
ブレーキを握ってみた上で車輪を回してみましょう。
ブレーキが車輪に当たっていないか確認してください。
※ブレーキが車輪に当たっているときは
・車輪が斜めに入っている
・ブレーキの調整がずれている
などの要因があります。
細かく書いたので、たくさんの手順があるように感じますが、
やってみれば、それほど大変ではないと感じると思います。
前輪を外せるようになると
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※このタイプは荷物のサイズとしては大きくなるので、公共機関を利用する際には迷惑にならないように注意しましょう。
後輪の外し方はまた別の機会に~。
ちょっとチェーンの扱いだったり、変速機をとめている部分がデリケートだったりするのでレベルが高くなります。
まずは前輪をマスターしてください~。
セオサイクル瑞江店 佐藤
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